【頭皮と毛髪のことを知ろう】②皮膚は排泄器官

前回のブログでは、皮膚の仕組みについてお伝えしました。

皮膚の仕組みについての記事はこちら

本日は、汗と皮脂についてお伝えします。

 

 

私たちの体には、上の図のように、汗腺と皮脂腺があり、それぞれから汗と皮脂が分泌されています。

(汗と皮脂、皮膚表面の分解物などが混ざり合って表皮膜となって皮膚の表面と髪の毛の表面をおおい、皮膚を保護し毛につやを与えてくれています)

 

 

汗腺には2種類あって、

 

エクリン腺はほぼ全身にあります。

ここからでる汗のほとんどは水です。

 

一方、アポクリン汗腺は、外耳道、腋窩、乳輪、へその周り、陰部にあります。

ここからでる汗は、タンパク質を含んで粘度があり、毛穴や皮膚面にいる細菌によって分解されるので体臭の原因となります。

 

 

また、皮脂腺から出る皮脂の量は、年齢で変化します。

新生児の時は多く、その後幼児から学童の時は少なくなりますが、思春期に入ると増加します。

その量は20歳代でピークを迎え、その後減少します。

しかし、男性はあまり減りません。

女性は年齢とともに減ってきます。

毛のある所に皮脂腺は必ずありますので、頭皮にはたくさんの皮脂腺が存在します。

 

頭皮には皮脂腺、汗腺がとても多いため、油っぽく、皮膚常在菌が繁殖しやすい環境です。

この常在菌は、皮脂を酸化させます。

そのため、頭を何日か洗わないと、におったりかゆくなったりします。

その後、フケが増えて頭皮が赤く炎症を起こします。

その結果、表皮のターンオーバーが早まって、塊となってはがれます(これが大きなフケです)

フケを改善しないまま放っておくと、抜け毛や薄毛の原因になります。

脂っぽいフケの場合は、シャンプーをしないでいると増えて、さらに炎症や脱毛をひどくさせますので、洗髪がとても大切になります。

 

 

また、頭皮が全体にかさついた乾燥した状態は、皮脂量が足りないため乾燥した細かいフケが見られます。

皮脂の量が少ないので、皮膚表面に膜を形成できず、頭皮の水分が減少して乾燥頭皮になりやすく、刺激物の影響を受けやすくなります。

こちらも抜け毛や薄毛の原因になります。

乾燥頭皮になって、細かくパラパラしたフケが出るのは、主にシャンプーのし過ぎや栄養不良が原因です。

この細かいパラパラしたフケが出るからと言って、シャンプーをしすぎてしまうと、余計に皮脂を落としてしまって頭皮の乾燥がすすみます。

細かいパラパラのフケが出る場合は、シャンプーの量を減らす、頻度を減らす、頭皮を保湿する、食事の内容を見直すなどが必要です。

 

皮脂の量は年齢によって変わってきます。

そのため、自分の年齢、性別に合わせてシャンプーの回数や種類を変える必要があります。

(例えば、50代女性の場合、頭皮の乾燥が進んでいる方が多いので、洗浄力の強いシャンプーだとさらに乾燥が進み、細かいフケが出ることがあります)

また、頭皮を健やかに保つために、シャンプーの選び方やシャンプーの仕方に気を付けるだけでなく、食事の内容や質のいい睡眠をとることも重要です。

 

フケにも脂っぽいフケ、乾いたフケの2種類あります。

どんなフケかによっても対処の仕方が変わります。

あなたのフケはどんなフケですか?

洗いすぎ、洗わなすぎではないですか?

 

ほうっておくと、抜け毛や薄毛といった髪の毛への影響が出る場合がありますので、今一度洗い方などを見直してみてはいかがでしょうか。

 

 

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