疲れているときって、ネガティブな考えが次々と湧いて出てこないですか?
元気な時は意外と平気なことも、疲れていると悪いほう悪いほうに考えたり、落ち込んだりする。
それには理由があるんです。
私たちの脳には、感情をコントロールする前頭前野という部分があります。
疲れたり、ストレスがたまると、ここの働きが弱くなってしまいます。
なので、・・・・
・小さなことが気になってイライラする
・相手に言われた言葉を悪く受け取ってしまう
・「なんで私だけ・・・」と感じやすくなる(被害者意識)
・自分を責めたり、落ち込んだりする
・極端な思考(白黒思考)に走りやすくなる
ということが起こるのです。
疲れているときの思考は「真実」ではなく「一時的なフィルター」
疲れていると、物事の見え方がゆがみます。
(見えているものがすべてと思っているので、まさかゆがんでるとは思わないですよね}
ゆがんで見えているので、そんなときに考えていることを「正しい現実」だと信じすぎないことです。
例えば・・・
いつもなら「大丈夫」と思えることが、疲れていると「もうだめだ。終わったわ」と思ってしまう。
これは、あなたの本当の思考ではなく、一時的なフィルターがかかっている状態です。
つまり、疲れているときの思考は、曇りガラス越しに世界を見ているようなものです。
「ガラスが曇っているだけ」とわかれば、見えているものに振り回されず、「まずは拭こう」「ちょっと休もう」と思えますよね。
こんな時は
①まず「疲れているから、今はネガティブに見えているだけかも」と気づく
気づくだけで、思考に飲み込まれにくくなります。
②睡眠・食事・休息を優先する
脳のエネルギーが回復すると、自然と思考も落ち着いてきます。
③「その思考は本当に事実?」と問いかける
疲れているときの解釈は、事実とずれていることが多いです。
④信頼できる人に話す(もしくは書き出す)
客観視するだけで思考が整理されます。
「疲れているときにネガティブになる自分」も悪いわけではありません。
もし今「ちょっとしんどいな」と感じているなら、無理にポジティブにならなくて大丈夫です。
曇りガラスはずっと曇ったままじゃない。
休めば少しずつ晴れてくるし、誰かと話すだけで少し明るくなるし、曇っていることに気づくだけでも「見え方」が変わってきます。
まずは休んで、エネルギーを回復させてくださいね。