どうやったら、足りない自分にばかり目が行くのをやめられるのだろうか

「足りない自分ばかりに目が行ってしまう」

これは、私も含めて、多くの人が抱えていることではないかな、と思います。

人はどうしても、自分の失敗や弱さに目が行ってしまったり

「こうあるべきだったのに」と過去を責めてしまったりします。

特に、まじめだったり、周りの期待にこたえようとする人ほど、自分に厳しくなりがちなんじゃないかと思うのです。

でも、実はこれって、その人が「より良くなりたい」と思うからこその反応でもありますよね。

自己否定や自己批判には、無意識に「こうありたい」という理想がある。

だけど、その理想が高すぎると、今の自分を受け入れる余裕がなくなってしまいます。

だから、ときには「責める」のではなく、「理解する」方向に目を向けてみることも大事かもしれません。

たとえば

「あのときは、そうするしかなかったよね。あのときの最善を尽くしたよね」

「あの選択にも理由があったよね」

「今の自分もがんばってるよね」

こうやって、ちょっとずつでも自分を肯定していけると、少し気持ちが楽になることもあります。

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「自分はだめだな~」っていうお客様も多くいらっしゃいます。

これだけ「自己否定」が蔓延しているのって、ちょっと切ない現実ですよね。

社会的なプレッシャー、比較する文化、完璧主義、いろんなことが重なって、「足りない自分」ばかりを見てしまう。

でも、そんなふうに自分を責めるということは、それだけちゃんと自分に向き合っているということですよね。

理想があるからこそ起こることで、悪いことではない。

だけど、そのバランスが崩れると、自分に厳しくなりすぎて、心が疲れてしまいます。

 

そんな方には、自分を責めすぎず、少し視点を変えてみることをご提案したいです。

「ある」に目を向ける習慣をつける

人は「ないもの」ばかりに目が行きやすい。

だから意識的に「あるもの」に目を向けてみます。

毎日続けることで、だんだん脳の「見る場所」が変わってきます。

 

比べる軸を「他人」ではなく「過去の自分」に置く

他人と比べるとどうしても「自分はまだまだ」と感じてしまいます。

でも、たとえば1年前の自分と今を比べたら、意外と成長していたり、乗り越えたことがあったりしませんか?

「前は〇〇で悩んでたけど、今はできるようになってるな」

こんなふうに、自分自身の変化に目を向けてみるのも大事です◎

 

「ダメだ」と思った瞬間に自分に問いかけてみる

例えば、

「今何と比べてダメって思ったんだろう」

「本当に100%ダメだった?できとことはなかった?」

「誰かが同じ状況なら私はどう声をかけるかな?」

こういう自分との会話をもつことで、自己否定の勢いを少しずつ和らげることができます。

 

自分の「理想像」をゆるめてみる

多くの自己否定は「理想の自分」と「現実の自分」とのギャップから生まれます。

だから「理想が高すぎないかな?」と一度見直してみるのも大切です。

たとえば

「いつも笑顔でいないといけない」

「人に迷惑をかけちゃいけない

「ちゃんとできない私は価値がない」

こういった思い込みがあれば、それを「本当にそうなのかな?」とひとつずつ緩めていくことで今の自分を許しやすくなります。

 

誰かと「不完全なままつながる」経験を持つ

自己否定が強いと「ちゃんとした自分じゃないと受け入れてもらえない」と思いがちです。

でも、不安な時、ダメだと思う時に、それでも話を聞いてくれたり、共感してくれる人がいると

「自分ってこのままでも大丈夫なんだ」

と少しずつ思えるようになります。

足りないところに目が行くのは自然なこと。

でも、それだけじゃなくて、今ここに「あるもの」や「できていること」も少しずつ見つけていく。

その繰り返しで自己否定の渦から抜け出しやすくなるんじゃないかなと思います。

あなたの心が少しでも楽になれますように.

 

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